マチモノ(街の木ものづくりネットワーク)

伐った木を捨てないで! 素敵なものを作れるよ!  ずっと一緒に暮らしてきたのに、伐ったらゴミってそれでいいのか? マチモノでは、街で伐られた木をものづくりの素材として活かす活動をしています。

街の木のかけらを使った子供向け木工ワークショップ  


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世田谷区粕谷の『凸凹Kidsすぺいす♪』さんにお邪魔し、街の木のかけらを使った子供向け木工ワークショップを開催しました。

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子供たちは本当に自由!枠にとらわれない感性!見ていてとても刺激的! 

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今回も完成見本などを参考にする事なく、思い思いの作品が出来上がりました!

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細くて長い木を持って来て「これで箱を作りたい!」 
とても先行き不安なものを感じましたが(笑)気付けば猫ちゃんの小屋が出来ていました!

「ブランコや滑り台のある公園が作りたい」という子も最初は木の輪切りで顔を作っていたので、『あ、路線変更したのかな?』と思いきや、気付けば自分で階段やベンチ、滑り台、公園の木などを製作、しっかり構想が練られていました。
「こんなに大きいの作っちゃった!!」と自分の作品を眺めて嬉しそうに驚いていたり。

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工作は苦手、という子も木に絵を描いたり、色を塗ったり、その子、その子の感性が出ていました。

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今日は本当にありがとうございました。また機会があれば子供たちに会いに行きたいです。
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マチモノお花見*2015  

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今年は桜の開花が例年より早かったですね。かねてよりマチモノでも「皆さんとお花見がしたいね」と言っていたのですが、なかなか日程の調整が付かず、急遽4月4日の開催となり、皆様にも突然のお誘いになってしまった事をお詫び致します。申し訳ありませんでした。

午前中に少し雨が降られてしまったのですが、すぐに止んだので、マチモノお花見開催決行する事にしました。

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突然のお誘いだったにも関わらずいらしてくださった皆様のおかげで和気あいあいとした楽しいひとときになりました。

本当にありがとうございました。

上の写真を見ていただけるとわかるのですが、桜の木(手前と奥、さらに奥の3本の桜の木)にヒモが掛けられています。

これは来年、ここの団地環境整備工事により伐採が決定しています。

そしてその桜、よく見てみると木の根元には大きなサルノコシカケが。サルノコシカケは樹木を腐朽させるキノコであり、このキノコが生えているということは幹の内部が腐朽していて、幹折れの危険性が高い事のシグナルです。大きな木で見事な花を咲かせているのですが、決して健康な木とは言えないようです。

マチモノでも今、この団地の木に関わらせていただいてる事もあり、この最後の桜を堪能すべく、ここでのお花見を開催する事にしました。

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春はいろんな芽が出てくるわくわくする季節です。近く目を凝らすと色んな野草がいっぱい!!

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つくし、ふきのとう、スギナ、柿の若芽を収穫しました!

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近くの野草を使って、ごちそうをこしらえてみました。真ん中のお鍋はカレーです。カレーのルーを燻製にしたもので調理しました。

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その燻製のチップも去年寿命の為に伐られた桜のチップです。

その桜の事はこちらに記載しています→2013.11.14『桜が生まれ変わるとき』2013.12.4『桜のお引っ越し』2014.4.29『桜とケヤキ、その後』

この桜の木、とってもいい香りがします。

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カレーに入れる牛すじ(カレー粉をまぶしています)、そしてカレールーを燻しました。家の中は燻されてる香りだか、カレーの香りだか、一体どんな香りがするのやら…な状況でした(笑)

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他、ゆで卵、チーズ(チーズは溶けてしまう可能性があるので温度管理に注意が必要です)、魚肉ソーセージも燻製にして、カレーのトッピングにもよし、そのまま食べてもよし♪(これらをのせているカッティングボード兼、器も実は昨年伐られた桜なのです☆因みに上の写真の天ぷら、フライドポテトがのっているのも同じ桜の木です♪)

去年伐られた団地の桜がこうして帰って来たように感じます。

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あいにくの曇り空でしたが、時折舞う桜に風情を感じました。

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桜の花びらがお料理に彩りを♡

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ちびっこは綺麗な泥だんごの作り方を教えてもらいました!!ちょっと投げても壊れない!!

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その後、ちょっと肌寒くなって来たので場所を移して二次会へ、そこで作りそびれていたふきの茎を使った野蕗のお浸しを。(左上)

いつも思うのはいらしてくださる皆さまの引き出しの広さと深さに驚かされます。こうしてこのブログを見てくださる皆さまもきっと色んな引き出しを持ってるからこそ、このマチモノに興味を持っていらしてくださると思うのです。

是非、よかったらマチモノに遊びにいらっしゃいませんか☆そしてお話を聞かせてもらえたら嬉しいです♪


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アオキって意外と銘木!?  

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木工をやっていて、「アオキを伐ったんだけど要る?」と言われたら、「ええ? いらないですよ〜、そんなの使えないですし」というのが普通ですよね。日陰に生えている草みたいな水っぽい低木、太くなるわけでもないし、木として認知されてるかどうかも怪しいくらいです。

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ところがところが、何事もやってみなければ分からないものです。写真は工事で入ったお宅で伐採したアオキ。これの太いところを採っておいて、タイコ挽きにして乾かすこと約1年。乾いて汚れた材を削ってみたら、、、

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おおおお〜!!! 綺麗! 灰色がかった独特の色。カッコいい!!! 肌理が細かくて、以外や以外、堅くて重い。でもどことなく伐られてすぐの水分が多いときにあったぶよぶよ感を思い起こさせる微妙な弾力もある感じ。上の写真で真っ黒くなっているのは髄(芯のところ)、材面には虎斑と呼ばれる杢が出ています。

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こちらは虎斑でない普通の木目。深みのある渋い色。こんなことなら、太い幹、棄てずに全部とっておくんだったと後悔しきり。

でも本当に、こういう意外な発見を喜べるということは、マチモノの活動の醍醐味だと思います。

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東大の歴史とともに育ったツバキを活かそう!  

夏の気配が日に日に強まる今日この頃、大雪の記憶は薄れかけておりますが、今年の大雪では本当にたくさんの街の木が被害を受けました。写真のツバキもそのひとつ、東大駒場キャンパスのツバキの老木です。

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昨年のまだ暖かい時期にお邪魔させて頂いた東大駒場キャンパスの研究室、その入口には2本のツバキが対になり、門のような佇まいでした。それはそれは立派な堂々たる大きさで、ほかにもたくさんの巨木があるキャンパス内が、まるでタイムカプセルかジュラシックパークかのように思われたことが思い出されます。

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さて、こちらの研究室の方から私のところにツバキの幹の太い部分をお持ち頂き、まだなににするのかは決めていませんが、とにかくも活かそうということになりました。こうして見ると、やはりツバキとしては望外の太さ、年輪を数えてみると70年前後でしたので、ほぼ東大駒場キャンバスの歴史のはじめからあの場所にあったのだと思われます。

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お預かりして、すぐに製材してカンナを掛けました。芯の部分は今後の乾燥にともなって激しく割れるので取り去っています。

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木目がひつじ雲のようにムラムラとしています。こういう模様は「縮み杢」などと呼ばれる「杢(木肌に現れる特別な模様で珍重される)」で、力がかかっていたような部位に現れます。綺麗なのですが、こういう木目の木はクセが強く、反りや狂いが大きい傾向があるので注意が必要です。

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それから数ヶ月、急激に乾かさないように養生しつつ、注意深く乾燥させましたが、それでもこれだけの狂いが生じています。数ヶ月前はぴったりと定規に着いて真っ直ぐでした。

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もう一度カンナ掛けをして真っすぐ平らに。丁寧に桟木を挟んで更に乾燥を進めます。既に狂いが大きく出る期間は過ぎているので、生乾きではありますが、作るものによってはもう加工に入ることも可能です。

この美しくも手強そうなツバキの木、いったい何に加工して活かすのが良いのでしょうか? この特別な木にふさわしいアイデアが浮かぶことを願いつつ、これからオーナーさんと相談していきたいと思います。

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桜とケヤキ、その後  

覚えていますでしょうか。
去年の暮れ11月頃に伐った桜、そして2月に伐ったケヤキのこと。
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桜は大きくなりすぎて電線に引っかかっている有様でした。

因みにこの桜はシーズンになると白い花を咲かせていました。
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寿命もあり、近所の方に惜しまれつつ伐採の運びとなりました。
桜伐採中

そして製材。
桜製材

見ての通り、この木はウネウネとした木でした。
桜

なので製材してみると…
スプーンになった桜の板
こんな味わいある板に。味わいあるけれど使い勝手は…というと難しいところ。
乾燥させてみるとあっちこっちに反り返るなかなか個性溢れるコでした。

桜も使える貴重な部分にカンナをかけました。
桜の板カンナかけたとこ

そしてもう1本、ケヤキ。
ケヤキ
こちらのケヤキは根っこがもう腐ってしまっていた為に伐採の運びとなりました。

伐採したのち、運搬、回収して…
ケヤキ回収

桜同様製材します。こちらはまっすぐ素直なコ。
ケヤキ製材

今回、この個性溢れる桜と、素直なケヤキを使ってマチモノカフェで使うティースプーンを作る事にしました。
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左側の黄色い方が桜で、右側の方がケヤキです。

いつもワークショップで皆さんの作業を見ているくせに、いざ自分がやるとなると「えーと、えーと、何からやるんだったっけ??」
見るのとやるのとではやはり大きく違いますね^ ^;;

スプーンの掬う部分をノミで削ります。
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実際やり始めると「あーそうだった、そうだった、この感覚懐かしい!」なんて
言う程のキャリアもないくせに(笑)ちょっとノスタルジックに浸りながら作業を進めます。

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そうしてノミ作業を終えると回りをバンドソーでカットして、後は小刀で角を取って丸いフォルムを作り上げていきます。
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そしてあらかたスプーンの形になったらあとはサンドペーパーで仕上げていきます。
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晴れて完成!!
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黄色いコがあの個性溢れていた桜で、茶色いのがケヤキです。

次回、5月17日(土曜日)のマチモノカフェにて提供いたします。
ホットドリンクあたりを頼んでくださると出て来ますので「ははーん、これがあのウネウネしていた桜がねぇ〜」
なんて思っていただけたら嬉しいです♪


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