マチモノ(街の木ものづくりネットワーク)

伐った木を捨てないで! 素敵なものを作れるよ!  ずっと一緒に暮らしてきたのに、伐ったらゴミってそれでいいのか? マチモノでは、街で伐られた木をものづくりの素材として活かす活動をしています。

世田谷からなるべく近い製材所を求めて  

都心部で伐られた木を木材として利用できるようにするために、今日は一日、東京の製材所めぐりをして参りました。製材所と名が付いていても、丸太を製材する設備のあるところは都心部にはもはや見あたらないのです(ありましたらぜひ教えて下さい)。

青梅市やあきる野市にはあるけれど、世田谷からなるべく近く、ということで期待をかけてやってきました町田市。が、無駄足が続く。

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あきらめかけつつ最後に訪れたのが、ストリートビューで見た限りではとても製材設備などなさそうな住宅街の綺麗な材木店。ダメもとで飛び込んだら、、、なんと凄く良い感じ。気持ちよく仕事してもらえそうな手応えアリ。まだ諦めなくて良さそう、前に進めそう、そう思えるポジティブな対応をして頂けたのがなにより嬉しいことでした。

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仮に丸太をタダでもらっても、運搬、製材、乾燥、保管などのコストを考えるとすべて準備が整った木材を購入した方がはるかに安いということは常識です。だから街の木は材木としては使われません。人件費を筆頭に様々な問題があって、普通に山で伐られた木でさえも価格では外国材に勝てないのが当たり前。コストを掛けて伐り出してもペイしないケースも多いのです。まして街の木なんてなにをか言わんや。

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やってみるまでもなく無駄だと分かり切っている、上手く行かないと分かっている。事情通になればなるほど、その世界の常識にとらわれてしまうものですが、自分自身で実際にやってみなければ、なにが可能でなにが不可能なのか、本当のところは分かりません。

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親切で前向きな対応をして下さった製材所の方々のおかげで、きっと前に進めると希望を持てた一日でした。
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category: 製材

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ワークショップ(木工教室)作品たち  

遅くなってしまいましたが、先日7日行われたマチモノカフェ&ワークショップ(木工教室)にて、
素敵な作品が生まれました。
今回も紹介させてもらいますね。
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マメ皿の中に天然の木の模様が描かれていて素敵ですよね。
これも彫ってみなくちゃわからないこと。こういう発見がまた楽しい作業です♪

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彫って削って…をひたすら繰り返すとこんな立派なスプーンが出来てしまうんだからすごい事ですよね!

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こちらの可愛いスプーンはお砂糖を掬う用のものです♪
このスプーンのポイントが…
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持ち手部分、柄の部分の真ん中に木の節があるんです☆それがちょっとした模様になってて素敵です♪

お箸も…
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ちょっとラインを入れるだけで新たな魅力が生まれます♪
(お箸を結んでいるのは鉋の削り屑。立派なラッピング材にもなりますね(*^_^*))

Y様の夫婦箸です。
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こんな素敵な模様が入りました☆
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皆さんのアイデア素晴らしいですよね!


この度は本当にありがとうございました。

次回は9/29(日)です。また素敵な作品が生まれるのを楽しみにしています☆
マチモノカフェ&木工ワークショップ

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category: マチモノカフェ&ワークショップ

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第三回マチモノカフェ&ワークショップありがとうございました。  

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金のシャチホコが輝く世田谷観音の代官屋敷にて、9月7日、第三回マチモノカフェ&ワークショップ開催されました。
この度も皆さまのおかげを持ちまして無事終了致しました。
本当にありがとうございました。

少し蒸し蒸しする暑さではありましたが、代官屋敷は空調が整っているので、快適に過ごしていましたが、
うっかり一歩外出ると、「あ、そうでした、まだ暑いんだったっけ」とムワっとした空気に残暑を感じた一日でした。
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手前にある大きな夏みかんは代官屋敷のすぐ横にいっぱい実を付けていました。
太田住職が快くパチパチと摘んでくださり、テーブルに彩りを添えてもらいました。
その奥でワークショップが進められます。

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3回とも参加してくださっているM様はもうバンドソーをこなす手つきも慣れています♪
きれいに丸い形になっていくお皿(しかも長年愛用したまな板の再利用なのです!素敵ですよね)も完成が見えてきます。

だけどいきなり初めからバンドソーはなかなか厳しいものがありますよね。
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まだ慣れない方や自信のない方は遠慮なく仰ってください。
観音様が見守る横でしっかりと先生が指導、先導してくださいますのでご安心を♪

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皆さんそれぞれお箸、スプーン、マメ皿製作中です。

そうこうしていたらあっという間にお昼です。
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今回のランチは『鶏のガパオご飯プレート』です。
これにオカワカメのスープが付いてます。
ガパオご飯はご存知の方、多いと思いますがタイのご飯です。

今までキッシュ、ケークサレ、とフランス料理が続いてましたが、そろそろご飯も食べたいね、
だけどまだちょっと暑いからちょっとスパイス効かせた料理もいいかもね、と話していた時に出てきたのがガパオご飯でした。
ポピュラーなのは鶏ひき肉を使いますが、シェフは少し歯ごたえが欲しいという事で鶏肉を細かく刻んで調理しました。
本来ならタイ米を使用するか悩んだのですが、やはり日本人に馴染みの薄いのもあり、多少なりともクセがあるところから好き嫌いが出てくるので、
少しでも多くの方に馴染んでもらう為に普通のお米を使用しました。
いかがでしたか♪

そしてガパオとは
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この葉っぱの事で、この葉っぱと一緒に炒めるところから名付けられたものなのです。
スミマセン、情けない事に私は知らなかったので、この日、シェフから伺って驚いたものです。
それまで私が家で作っていたガパオご飯はまるでニセモノだったと気付きました^ ^;

ご飯のタイミングも皆さんのキリのいいタイミングで頂いてもらいます。
何も12時いっせいに「いただきま〜す」ではないので、「そろそろ手を止めようかな」って時にお声を掛けてくださればすぐに準備に入らせてもらいます♪

そうして作業再開
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皆さんの真剣に打ち込む姿は本当に素敵です。

真剣に打ち込めば打ち込む程、小腹が空いてきませんか♪♪
3時、お菓子の時間。
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今回シェフが用意したのは桃のコンポート。
最初打ち合わせした時にゼリー系がいいかも、と話していた時に、少し深めの器にフルーツを入れて…
を想定していたので、先日ブログでも紹介させてもらった柄の長いスプーンを作ったのですが、
美味しい桃が手に入ったとの事だったので、桃に変更となりました。
甘さも彫って多少なりとも集中力が切れかかった身体にちょうどよかったのではないでしょうか☆

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皆様、充実したひとときをありがとうございました。

そして場所を提供してくださった世田谷観音のご住職さま、本当にお世話になり、ありがとうございました。

皆様の素敵な作品はまた改めてこちらで紹介させてもらいます♪

次回は9月29日(日)です。
また皆さまにお会い出来るのを心よりお待ちしております。
そしてまだ参加されていないけれど「作ってみようかな(^m^)」と思ってくださってる方のご来場をスタッフ一同、お待ちしております。

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この看板が示している通り、カトラリー作りは今はいいけど、見学がてらご飯でも♪と、立ち寄ってくださる方も大歓迎です。


私ごとで恐縮ですが、個人ブログでも今回のマチモノの様子を紹介させてもらいました。
お時間のある方、よかったら覗いてみてやってください。

『第3回マチモノカフェ&ワークショップレポート』
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伐られた木が家具になるまで  

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写真の椅子はカフェで使う椅子の試作品。荷物を椅子の中に入れられるようになっています。これで完成ではなく、木の皮から採った染料で染めたクッションを付ける予定です。木は世田谷区の公園で伐採されたトウネズミモチ。

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伐られたばかりのトウネズミモチ。公園の防犯対策で、林の見通しを良くするために伐られたようです。

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回収して持ち帰った丸太たち。このくらい短くカットされていても、驚くほど重いのが生の丸太。奥のちょっと太いものなどは、男性が一人で持ち上げられるかどうかギリギリの重さです。

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とりあえず、チェーンソーで半割。

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普通の木工房にはまずないサイズの巨大帯ノコ。この設備を使って製材を行います。このときは伊豆の仲間の工房にお世話になりました。

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片っ端からスライスしていきます。言うのは簡単ですが、持ち上げるのにすら苦労するような重い木をカットするのは想像を絶する作業です。木は重く、堅いもの。人の体力も消耗しますが、チェーンソーもバンドソーも伐れば伐っただけ刃は消耗していきます。

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製材した木はそれで使い物になるわけではありません。木は多くの水分を含んでいるので、これを充分に乾燥させなければなりません。

乾燥させるため、丁寧に桟を挟んで積み上げて風通しの良い場所で保管します。樹種と板の厚みにもよりますが、一般に1cm1年などと言われるように、木から水分を抜くのには長い期間を要します。通常、製品となるレベルの木工品を作るには、天然乾燥を終えた後、更に人工乾燥の設備を使って、更に含水率を下げる処理を行います。

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上写真左は約1年の乾燥を経たもの。表面は汚れ、乾燥に伴って割れや反りが発生しています。上写真右は左写真の材にカンナ掛けをして、四面四角に整えたもの。こうして準備された木材が冒頭の写真の椅子に加工されました。

街で伐られた木は、ごくわずかの例外を除いて木材として利用されることがありません。理由は簡単で、経済的にペイしないからです。街の木はそのほとんどが得難い銘木、価値の高い木材です。しかしながら、そのような銘木良材であったとしても、クレーンがなければ荷台にも上げられないようなものを運搬し、製材料を支払い、桟積み料、乾燥期間の保管料、人工乾燥の費用を支払うことを考えると、経済的にペイできるはずがないのです。遙かに安い価格で、外国からは木材が入ってきている状況のなかにあっては、街の木などは言うに及ばず、国産の木材を使うことすらも経済的には不利なことになってしまっているのです。

街の木を使うというのは、かかった時間やコストを回収する必要のあるプロにできることではありません。それに対して、街の木を活かすものづくりの会の主旨のひとつはアマチュアリズム、間尺に合わない手間や苦労を楽しみや喜びにできるのがアマチュアの真骨頂、銘木レア材ぞろいの街の木が木材として利用されない現状を、アマチュアリズムでなんとかできないかということにあるのです。
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