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マチモノ(街の木ものづくりネットワーク)

伐った木を捨てないで! 素敵なものを作れるよ!  ずっと一緒に暮らしてきたのに、伐ったらゴミってそれでいいのか? マチモノでは、街で伐られた木をものづくりの素材として活かす活動をしています。

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東大の歴史とともに育ったツバキを活かそう!  

夏の気配が日に日に強まる今日この頃、大雪の記憶は薄れかけておりますが、今年の大雪では本当にたくさんの街の木が被害を受けました。写真のツバキもそのひとつ、東大駒場キャンパスのツバキの老木です。

toudaitubaki01.jpg

昨年のまだ暖かい時期にお邪魔させて頂いた東大駒場キャンパスの研究室、その入口には2本のツバキが対になり、門のような佇まいでした。それはそれは立派な堂々たる大きさで、ほかにもたくさんの巨木があるキャンパス内が、まるでタイムカプセルかジュラシックパークかのように思われたことが思い出されます。

toudaitubaki02.jpg

さて、こちらの研究室の方から私のところにツバキの幹の太い部分をお持ち頂き、まだなににするのかは決めていませんが、とにかくも活かそうということになりました。こうして見ると、やはりツバキとしては望外の太さ、年輪を数えてみると70年前後でしたので、ほぼ東大駒場キャンバスの歴史のはじめからあの場所にあったのだと思われます。

toudaitubaki03.jpg

お預かりして、すぐに製材してカンナを掛けました。芯の部分は今後の乾燥にともなって激しく割れるので取り去っています。

toudaitubaki06.jpg

木目がひつじ雲のようにムラムラとしています。こういう模様は「縮み杢」などと呼ばれる「杢(木肌に現れる特別な模様で珍重される)」で、力がかかっていたような部位に現れます。綺麗なのですが、こういう木目の木はクセが強く、反りや狂いが大きい傾向があるので注意が必要です。

toudaitubaki04.jpg

それから数ヶ月、急激に乾かさないように養生しつつ、注意深く乾燥させましたが、それでもこれだけの狂いが生じています。数ヶ月前はぴったりと定規に着いて真っ直ぐでした。

toudaitubaki05.jpg

もう一度カンナ掛けをして真っすぐ平らに。丁寧に桟木を挟んで更に乾燥を進めます。既に狂いが大きく出る期間は過ぎているので、生乾きではありますが、作るものによってはもう加工に入ることも可能です。

この美しくも手強そうなツバキの木、いったい何に加工して活かすのが良いのでしょうか? この特別な木にふさわしいアイデアが浮かぶことを願いつつ、これからオーナーさんと相談していきたいと思います。
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