マチモノ(街の木ものづくりネットワーク)

伐った木を捨てないで! 素敵なものを作れるよ!  ずっと一緒に暮らしてきたのに、伐ったらゴミってそれでいいのか? マチモノでは、街で伐られた木をものづくりの素材として活かす活動をしています。

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どんぐりの染色  


先日、どんぐりクッキーを作ろうとどんぐりの灰汁抜きをしていてその煮汁がそれはそれは濃い赤茶色を発していたのを見て「どんぐりってば、染められちゃうんじゃないの??!!」という事に気付いたのです。

donguri_blog.jpg

まずはどんぐり達を洗って乾かします。左上からクヌギ、シラカシ、スダジイ、コナラ、マテバシイです♪細かい説明はマチモノHPにもありますので、よかったらご参照ください。

http://machimono.web.fc2.com/activity/activity.html

シラカシとコナラ、どちらも緑色ですが、時間が経過するとしっかり茶色になります。違いは帽子。シラカシはしましま帽子。コナラはぶつぶつ帽子。

ただ、実はシラカシにそっくりな「アラカシ」というのもいて、これはまるでシラカシと見た目そっくりなんですね。そこでシラカシとアラカシの見分け方は、アラカシは帽子を深く被ってて、さらにシラカシよりちょっとぽっちゃりさんです♪照れ屋なぽっちゃりさん、で覚える事にしました。

染色の下準備に戻ります。

gojiru_blog.jpg

呉汁処理を行います。

草木染めの場合、生地のたんぱく質に反応して染まる仕組みになっているそうです。ただ、たんぱく質を含む生地はウールと絹で、それ以外の綿などは反応しない=染まらないので、予めたんぱく処理(呉汁処理)が必要となるのです。

本来は大豆の絞り汁を使うのですが、豆乳、それこそ牛乳でも代用出来るのです。ただ、牛乳だと匂いが残ってしまうので、今は豆乳を使っての呉汁処理がポピュラーなようです。私も豆乳を3倍の水に薄めて処理しました。

そして一晩明けた翌日、染色します★

kunugi_blog.jpg

まずはクヌギから。沸騰したお湯にクヌギを入れて、色を出します。帽子がぷかぷか泳いで可愛いです♡ちょこっとクヌギを割って食べてみましたが、思ったよりも渋くなく、食感はまさに「栗」でした。言うなれば美味しくない栗、味のない栗、若干渋みの残る栗(いいトコないの??!)といったところでした。

kunugi_blog1.jpg

余計なものが残らないようにしっかり濾します。

myoban_blog.jpg

このままだと生地に色が付いても定着しないので(洗濯したら落ちてしまう)定着させるべく媒染処理を行います。今回はみょうばんを使用しました。(お湯で溶かして使用)

kunugi_blog2.jpg

再び布を入れます。ちょっと色が変わったかな♪

kunugi_blog3.jpg

クヌギの染め上がりがこちら。ナチュラルなベージュ、と思えばしっくり来ますが、最初見た時思い浮かんだのがよりによって「おじいちゃんのステテコ色!」だったので、軽くショック受けてしまいました。おじいちゃんにも失礼ですよね。ごめんなさい。

sirakasi_blog.jpg

気を取り直して次はシラカシです。こちらも試食してみましたが、クヌギみたいに「味がない」とかそういった次元を超えてました。食べられません。えぐかったです。見た目はちっちゃくて可愛いのにね。

sirakasi_blog1.jpg

これも煮込んで染めたら…

sirakasi_blog2.jpg

クヌギと似たような色でした。

次はスダジイ。

sudaji_blog.jpg

帽子に特徴がありすぎるからパっと見「虫?!!!」なんて思ってしまいました。ただ、スダジイ、洗った時にほんのり色を発していたのです。

sudaji_blog2.jpg

なので思わずスダジイは行ける、きっとステテコカラーを払拭してくれる!!と期待しました。

sudaji_blog1.jpg

きっと、きっと、やってくれる、スダジイだもん…の結果…

sudaji_blog3.jpg

どうやら洗った段階でも一仕事終えてしまっていたようです。因みに下に敷いてるのは元々の生地の色です。クヌギ、シラカシよりも色を出してない事がわかりますね。スダジイ、お疲れさまです☆

ただ、スダジイ、元々マテバシイと並んで食べられるどんぐりなのは知っていたのですが、思いのほか美味しい、という発見がありました。マテバシイは野性味ある味でしたが、スダジイはまさにナッツのような甘さすらありました。染色では力を発揮出来なかったけれど、ちゃんと出来るコなんだ、と報告させてもらいます☆

konara_blog.jpg

クヨクヨしてもいられません。次はコナラです。もうこうなったら皆ステテコカラーで揃えてもいいんじゃないの??くらいの悟りの境地にもなってました。ところが、この通り、なかなか濃い色を発してくれたのです。(濾すのに使用している手ぬぐいもなかなかいい色になってきてます)

konara_blog1.jpg

今までのどのコよりも濃い色になってます。ちょっとウキウキしてきました。

konara_blog2.jpg

下の生地と比べてみてもらえればわかりますよね??今までで一番色を出したのではないでしょうか♪

とは言っても言ってみれば皆ベージュ。そんなに大きな色の変化がなくて正直面白くない(あ!言っちゃった!!)

donguri100701_blog.jpg

さて、問題です。これらはそれぞれどのどんぐりを用いているでしょうか?なんて問題出されても正直、私も答えられる自信がありません。

おかしい………と考えている時に思い出したのです。何故あの灰汁抜きでマテバシイがあれだけの赤茶色を発していたのか…「重曹」です!重曹を使っていたのです。

matebasi_blog.jpg

そうだ、そうだ、重曹だ、と最後のマテバシイの前に気付いたのは幸か不幸か。まずはマテバシイを煮込みます。殻割りの作業はやはりこのマテバシイが一番硬かったです。

matebasi_blog1.jpg

重曹入れてみたら、今までとは明らかに違う、美味しくなさそうなワイン色になってます。これは期待出来ます。

matebasi_blog2.jpg

その結果、このようなアッシュピンクになりました!!これは可愛い!!あぁ、よかった、そう思わずにはいられなかったです。

senshoku_blog.jpg

全部並べてみました。マテバシイが一番目立っちゃってますね。今回、重曹の存在に気付くのが遅すぎました。近くまた重曹を加えた染色をやってみようと思っています。食べてもよし、身につけるもよし、どんぐりの幅がだんだん拡がって行くのを実感し、ワクワクしています。またチャレンジした際はこちらでお話させていただきますので、ほんのり楽しみにしてくださると嬉しいです♪


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